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たまに面白いことをいうブログです

3万円を超えるキーボードを買うと生産性は6%くらい上がり自己満足度は果てしなく上がるのでがみんなも買おうね

マツコの知らない世界」で自作キーボードの回をやったそうで、高いキーボードや自作のキーボードはいいぞという風潮があるようです。そんなわけで、2ヶ月前に買ったキーボードの話をしたい。

以前、何度かキーボードの掃除したよという話をブログで書いた。2009年頃に心優しい太っ腹な同僚が東プレの静電容量無接点方式 REALFORCEというキーボードをくれたので10年ほど使っている。


IT系の仕事をしていると文字入力する機会がものすごく多くて、1日8時間働くとするとおそらく4時間くらいはキーボードを使って文字を入力している気がする。メールを書いたり、チャットをしたり、企画をまとめたり、とにかくキーボードは非常によく使う。IT系ではない職種の方からすると驚くんじゃないかというくらい、ひたすらパソコンで何かしている時間が多い。

 

10年使ったREALFORCEはまったくへたっておらず、たまに掃除するくらいで調子が悪いということはない。もともと無料でもらったものだけど、自分で買ったとしても35000円ほどのものを10年使えば1年あたり3500円くらい。2020年を例にすると土日祝を除く営業日は246日。日本の平均有給取得日数は10日だそうなので、1年の営業日は236日ほどと考えると1日あたり15円ほど。激安。

「付属のキーボードで入力できるのになぜわざわざ3万円以上するものを買うのか」という疑問もあるかと思うけど、私なりの回答としては、1日4時間以上使うものにコストをかけるのは自然だし、思考とタイピングの早さは直結しているのでスムーズに集中して仕事をするためには3万円程度(しかも耐久年数が異様に長い)のデバイスを買うのはまったく惜しくない。 とはいえ、生産性が爆上がりするかというとそうでもなく、体感では6%かそのくらい。たぶん。

WFHが本格的になり、自宅の作業環境を向上させようと色々やってるというのをINTERNET Watchさんで書かせてもらったりしているけど、やはりキーボードは重要。記事では、会社から持ち帰って使ってると書いたけどこのあとすぐに新しく自宅専用にREALFORCEを買った。マツコさんも最終的に「これがいい」と言ってたのがREALFORCEです。

買ったのがこれ。購入価格は31,350円。期間限定でパームレスト付きだった。


公式サイトはこちら、Mac版が出て大変いいかんじです。
製品 - Home & Office - Mac | REALFORCE | 日本製プレミアムキーボードの最高峰

購入を検討していた頃、PFUから発売された「Happy Hacking Keyboard Professional HYBRID Type-S」というのを買いたいと思っていた。理由としては、小型でBluetoothなので狭い自宅の机にピッタリだと考えたから。しかし、REALFORCEと同じ静電容量無接点方式とはいえ、HHK(こう略す)を実用で使ったことがなかったし、矢印キーがないことで踏ん切りがつかないでいた。キーの組み合わせで矢印入力を実現できることは知っているけれど、エクセルを操作することも多いしログイン時に必ずユーザー選択をするので利用頻度は高いのでフームとなっていた。

そんなかんじで、HHKを買うか、週1程度で出社しているので会社のを毎度持って帰ってくるかで検討を続けていたところに 東プレ REALFORCE for Mac テンキーレス 「PFU Limited Edition」なるものが発売されると聞き、真っ先に飛びついて購入したというわけ。

業界的には東プレとPFUといえば、REALFORCEHHKというド競合な製品を日本国内で販売しているライバルのはず。そんな状況で東プレがなぜ「PFU Limited Edition」というライバル会社のEditionを出すのかまったく理解が追いつかない。Android搭載のPixel(Apple Edition) というくらい、よくわからない印象だった、ほんとに。

知人の村上さんが編集長をしているflick!の記事で知ったけど、こういうことらしい

本来キーボードブランドとしては競合なのだが、ScanSnapをワールドワイドに展開しているPFUが、その販売網を使って東プレの海外拠点で販売しているというのが、そのそもそもの関係性だ。

「オレのキーボードはピーキーだぜ!」REALFORCE for MacのPFU仕様発売! | flick!

なるほど。しかし仕様がよくわからない。東プレが販売している他のモデルとの差異がまったく無いように思える。これは一体何が違うんだ?間違い探し?菅田将暉? とか考えながら見ていると、キー荷重が45gなのがPFU Limited Editionで、30gなのが東プレモデルのよう。そこくらいしか違いがない。

※追記
PFUの方から教えてもらったけど、もう1つの特徴としてキーボード右上のLEDプレートの仕様が通常版と違うとのこと

ともあれ、買ってみたので開封から紹介していきたい。PFU公式サイトで購入した。東プレ REALFORCE for Mac テンキーレス 「PFU Limited Edition」日本語配列/ブラック、パームレスト付 PZ-R2TLJP4MBK-WP366C 31,350円でございます。
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本体こんなかんじ
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外箱はずし
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パームレストは今のところ使う予定がない
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本体開封、キースペーサーというのが同梱されていてキーが深く入りすぎるのをどうにかできるらしい。ただ、全てのキーを外して付け替える必要があるので試す予定は今のところない。
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キーを外すキーキャップリムーバーが付属してる
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本体がこちら。設定ツールをインストールすると、どのくらい押し込んだらキーが反応するか変更できたり、各キースイッチの無効化、CapsLockとCtrlキーの入れ替え、インジケーターLEDの色設定などが出来る。便利。
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マニュアル
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個人的にはOptionと⌘を入れ替えたかったのでMacの環境設定からキーボード>修飾キーで入れ替えをした。



裏面はケーブルを出す位置を3方向から選べるようになってる
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机の配置上こうした
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そんなかんじで、お高いキーボードはかなり満足度が高いのでみんなも買おう!という話でした。