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たまに面白いことをいうブログです

低温調理器のある暮らしは想定の3倍くらい素晴らしい

この肉の話をします
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なにやら美味いものが手軽に作れるらしいと数年気になっていたものの「専門調理器は場所を取るし他の用途で使えない」という理由で我が家では見送られ続けていた低温調理器。子供たちがお友達の家に遊びに行った時に、その家のパパが低温調理器を駆使していたことがきっかけで導入決定。3ヶ月ほど使っているので主に肉の写真を見せていきたい。

購入したのはそのパパが使っていたBONIQという日本のメーカーのもの。元祖低温調理器であるAnovaも気になっていたけど日本で気軽に購入できないしサポートにも不安が残るため候補からは外れた。国産メーカーのものは7000円台から購入できるけど、サポートがしっかりしていたりレシピや周辺情報の発信にも力を入れているBONIQにした。定価は2万円(税抜)なのでちょっとお高め。

これがBONIQの本体
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比較ポイントは出力ワット数、スマホ連携、細かい操作感とかがあるがどれもそう大きく変わらない模様。わりとなんでもよいけれど、あまり安いものだと故障しやすいようなので1万円以上くらいのものを選ぶといい気がする(1台しか買っていないので正直言ってよくわからない)

まず、場所の問題は思っていたほどではなかった。具体的には調理時に使用するバケツと低温調理器本体の2つがあるのだけど、バケツは冷蔵庫の上にポンと置いておけばよいし本体は収納ケースに入れて廊下の物入れにポイッと置けばよい。なにもキッチンに鎮座している必要はないのだ。

ざっくりとした使い勝手などは、毎週更新している育児についてのコラムに書いたので見てみてほしい。今回かいているエントリと重複する部分が色々あるけれど、冷やし焼き芋はホントに手軽ですごい。(子供向けで作る時、肉はしっかりと火を通す必要があるのでご注意)

 

こんなかんじでバケツに水と食材を入れてスイッチオンする
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ステーキやサラダチキンを量産したり、砂肝やサーモンを低温調理ならではのレア感を残しながら食べたりするのも楽しい。

西友で買ったステーキ肉(700円くらい)でもめちゃくちゃに美味しくなるのですごい
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ステーキの話。
焼く時は厚さや大きさに応じて焼き時間や肉の温度管理を変えなければいけないっぽいのだが、素人なので知見がなく、経験を積めるほど場数を踏めない。しかし低温調理器があると深く考えずともかなり簡単にクオリティが高いものを淡々と作れるようになるので素晴らしい。

北海道で酪農場をやっている知人がいて、国産飼料にこだわって育てた30ヶ月齢の国産牛を実験的に販売するというのでロースステーキとヒレステーキを購入。低温調理器があれば怖くない。


うおおおおん、こちらがお肉。
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ロースステーキからいってみましょう、迫力がすごい
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ぶ厚い
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ずっしり
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58℃で2時間半といったところ
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完了、ここだけ見るとあまり美味しくなさそうだけど仕上がりが毎度すごい
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少しのバターで仕上げていきましょうね
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メイラード反応がいいかんじに出てフィニッシュ
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中まで熱が伝わっているのであまり寝かせる必要はなく、すぐ切ってOK。完全に美味いやつが出来た。
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色々な調味料で味変しながら食べると楽しさも倍増。ハラペーニョピクルス、にんにく、ステーキソース、塩コショウ、わさび醤油、宮崎が生んだ万能スパイス「マキシマム」などを準備。あっという間に食べ終えてしまった。
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ヒレもいいですよ
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やっていきましょうね
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はい優勝
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ステーキは肉の種類と厚さに応じて低温調理器での設定温度が変わるんだけど、購入したBONIQのサイトで一覧表が公開されているのでこれを見るとよいでしょう。便利。BONIQ 低温調理 加熱時間基準表

肉の中心温度についてや、食中毒にならないために必要なことなどは詳しいサイトがたくさんあるので各々調べてみていただくとして、低温調理器があると加熱時間基準表を見て実行すれば難しいことはないと思われる。

というわけで、手間なく高いクオリティで料理ができるのは予想していたよりも3倍くらい素晴らしい体験だなと感じる。低温調理器に興味があって悩んでいる人はシュッと買えばいいと思う。