例えばこういう楽しそうなのを撮りましょう。これはISUCONという技術系イベントで、みんな笑顔で気に入ってる。
というわけで早速どうしたらよいのかを要点をかいつまんで説明していきたい。これは集合写真家の人や、友人のこれまた集合写真が上手な@sudacchiから学んだテクニックです。(彼らはもっと根本的な人柄とかの部分がすごくてとてもよい写真を撮る)
準備編
■撮影をリードする
大前提。これから撮影される人は自分がどういう位置でどう見えているかわからないので、マイクを持って指示を細かくしていく。ここで恥ずかしがったり緊張することに意味はないので明るい人を演じるくらいで丁度よい。
■ポジションの指示を出す
バンバン指示を出します。集合写真に慣れてる人なんてのは余りいないのでサクサク行きましょう。1秒でも早く終わったほうが皆のためです。例えば
「カメラが見える位置に顔を出してください」
「皆さんすいません!中央にもう一歩ずつ寄ってください!」
「左の青いシャツの方までしか入ってません!ちょっと手を上げていただいていいですか!はい!そうです!もうちょっと右に!」
「前列の方、すいませんがちょっと中腰に!はい!そうです!」
とか。まぁここらへんは適当でいいけど、知ってる人がいたら「◯◯さんちょっと左に!」とかやるとやりやすいですね。
■全員の顔が見えるようにする
「このカメラが全員見えていますか!?」と声をかけながらやる。
■撮影するカメラは1つにする
いくつもあるとどれを見たらよいのかわからないので(複数あってもいいけど)撮影する時は必ず1つで。「はい皆さん!ここを見てくださいね!」
撮影編
■沢山撮る
とにかく枚数を撮りましょう。連射でOKです。私はしませんが、最悪あとでフォトショップもしやすい。
■【最重要】話しながら撮影をする
はい!いきますよー!3!2!1! みたいなことをやると表情が固くなるのでやめたい。自然な笑顔でいきたいので人数が多い場合はこれが有効。自分がカメラ担当なら話しながら撮影。カメラが別の人なら「タイミングは関係なくとにかくシャッターを切ってくれ」と伝えておくこと。
■盛り上げながら話を続け、シャッターを切る!
イベントや結婚式は、共有した時間や共通のキーワードがあるのでそれを使った笑いをとる。「新郎あしたから××になっちゃいますけど大丈夫ですか!?」「これだけ撮れば終わりですからもうちょっと頑張ってください!このままだとあと20分は撮影かかりますよ!」ここらへんはうまいこと適当に。笑いが起きている瞬間を撮るのがよいです。
■同じポーズを取ってもらう
一体感が生まれるので、みんなで同じポーズをしてもらうのもよいですね。ピースでもガッツポーズでも何でもいいですがあまりアクションが大きいと後ろの人に腕などがかぶってしまうので小さめのものがよい。
■手っ取り早くやるなら
母音が「い」で終わりようなキーワードをみんなに言ってもらいましょう。「はい、チーズ」は本来的には「Say cheese」で「チーズと言って」なので、被写体にチーズと言わせて『チー』の時に撮ると歯を出して笑っているように見えるのでいいよねってやつなので母音が「い」なら何でもいいです。
そんなかんじです。とにかくマイクを持ってリードして皆を笑わせましょう。難しい?そういう時は「撮影が趣味なおっさん」とかの仮面をかぶって、とにかく楽しげにふるまえばOKです。
参考までに、こういうかんじの仕上がりとかはわりといいと思います。
会社で主催したイベントで一番最初に参考として出した写真の前年版。みんな疲れていたのですぐに終わらせる必要があった。
友人の結婚式。あえてボカしているけど同じポーズをとってもらった例、皆とってもいい笑顔。
イベントで撮ったもの。もうちょっと頑張れたはずの一枚で惜しい。
参照:LINE DEVELOPER DAY 2017 開催レポート : LINE Engineering Blog
これは会社でやったやつで400人くらいはいた気がする。とにかく盛り上げようとしたけどガラスがあってリアクションが聞こえなくて大変だったけど笑顔が多い一枚に仕上がった。
参照:2017年 全社Kick Off Meetingを実施しました : LINE HR Blog