私ライブドアで働いてるのは結構知られてきたと思うのですが、実は開発本部に所属してまして、だけど開発部において唯一開発しない人という変わったかんじなんですが、何をしてるかっていうと「エンジニアのためになること」全般を引き受けてます。例えばMTGをセッティングしたり、会議室おさえたり、歓送迎会したり、という雑多な細かい仕事から、YAPCとかイベント的なものの運営とか大きなものまで。
で、あれはいつだったか。先月くらい?だったかな。
同僚のエンジニアが「こういうイベントやってみたい」とTweetしてるのを見て「へー」と思ってて、それを社内の技術系の話をするIRCチャンネルでまたしてたので「本気ならメールでえらい人に直談判しては」と返信してみて、ここからうろ覚えだけど「マジでやる気なら俺手伝いますよ」って言ったような気がして、「マジでやる気です」と言われたので「じゃあどういうことやりたいか、やれるか、悩んでるか、書きだしてください」と伝えてwikiにまとめてもらって、ざっと見てみたら相当面白そうだし、今のこのタイミングじゃないと二度と開催出来そうにないし、よーいどんでガチな競争って絶対面白い!オッケーじゃあやりましょうってことで偉い人とかを早めに巻き込んで開催キックオフMTGを
一発設定したという次第。
今回のISUCONはただのセミナーではなくて参加型だし、こりゃ場所もしっかりしたところで、かつ参加者のモチベーションになるようなものも必要になる(賞金とか賞品とか名誉とか?)ので、ライブドア技術部会の主催という形にしてもらうことに。このライブドア技術部会は全社をまたがる組織として存在しているもので、基本的にはライブドアで情報環境技術研究室長をしている伊勢さんが仕切っていて、イベント運営なら俺も手伝いますよーってことで数年前から参加してる。過去にはライブドアテクニカルセミナーを開催したり、その他技術系のセミナーを手がけてる。最近はメインで運営をやるよりも他の活発な団体に協力する形で、インフラ業界をはじめとしてweb業界全体が活性化するような取り組みのお手伝いをしている次第であります。
実は今回の「チューニングバトル(仮)やりたい!」と言われて、草案もらった時点でライブドア技術部会は話の内容によってはぶっちゃけ予算も確保してくれるし、ちょっと伊勢さんに甘えちゃおうかしらウヒヒ と思っていて、早速相談したところ二つ返事で「いいじゃん、面白そうじゃん、やろうやろう」とノリノリで即決してくれて(さすが伊勢さん)
運営スタッフのアサインもざっとその場で決めて、会場手配やらネットワークまわりの準備やら今回もお世話になることになりました。賞金出したいのですけど、という話もその場で即決。やるなら本気で遊ぶ が個人的にイベントをやる時のテーマなので今回も徹底的に。仕事としてやらされてる感のあるイベントなんてクソくらえだし、そんなものに大好きなエンジニアたちを呼びたくない。
今回どこらへんが本気だったかっていうと、スタッフがっつり投入して事前準備みっちりやって会場もWi-fi完備してもらって、ロゴ作ってとかトロフィー作ってとか、まぁ一番でかいのは100台を越すサーバをこのイベントのためだけに期間限定とはいえ調達したこと、かな。
さて、基本的にイベント運営者のやることは結構シンプルというか、ディレクターみたいなことだけ。
・タスクの洗い出し、割り振り、進行管理
・各所への事前調整とかネゴ関連
・イベントのテーマや、達成したいことに向けてブレない&いろいろ決定する
ってかんじですかね。ふわっとしてるけど。
でもイベントって、具体的に物事が進んでいく時にブレたり迷ったり判断難しかったりえらい人との調整したり、運営と参加者の両方のこと考えたり、けっこう大変なことが多かったりするんです。実は。 やるぞ!ってだけじゃダメなんですよね。
運営の全体はいちおう俺が仕切り形にしたのだけど、主なタスクの割り振りは
・色々決める、諸々手配、名前決める、ロゴ考える(櫛井)
・サーバの手配、各所の調整、仕様決め、技術関連全般(言い出しっぺの@tagomoris & @kazeburo)
・会場&ネットワークまわり&懇親会の手配、運営準備、参加者とのやり取り(技術部会のMさん)
とした。
名前は実は告知の5分前まで違う名前にしようと思っていて、社内からも公募して違う名称でやる予定だったのだけど
名前にパンチが無かったので最終的にISUCONにしました。ので、取り急ぎの告知だしました。ということになり、キャッチーなISUCONという名前にしました。結果的にこの名称変更は物凄くよかったなぁと思っていて俺の決断GJと今も思ってる。
livedoor Techブログ : なんでもありのWebアプリケーション高速化バトル、#isucon 開催のお知らせ
http://blog.livedoor.jp/techblog/archives/66528186.html
イベントやる上ではテーマも大事なんだけど、ロゴとかあると運営側のテンションがグッと上がるのでデザイナーに協力してもらってロゴを作ってもらうことに。モチーフとしては椅子、カラーは言いだしっぺさんが好きな色である赤。イメージは「早い、つみあげる、雷、椅子とかもアリ」ということを伝え、こうなった。
で、イベントレポートをどう書こうかなぁと考えているところで「優勝といえばやっぱりトロフィー必要だな!」と思いついて、早速手配。トロフィーを取り扱っているオンラインショップさんを見てみたけど、椅子を掲げてるようなデザインのトロフィーなんてもちろん無くて、とりあえず問い合わせてみたけど当然なくて「じゃあレーザーの刻印にしましょー」ってことで、書き下ろしでトロフィー用にまたデザインをしてもらったのがこちら。カッコE!
そして最初の告知を公開しようかなぁというタイミングで、別件で話をしていた技術評論社さんから「面白そうだから副賞を提供しますよ」とおっしゃっていただいたりで手配していただいたりでありがとうございます!
社内βでエンジニア達がだいぶキャッキャして遊んでいたので「こりゃきっと盛り上がるなあ」と確信したので、あとの手配は技術部会主導で進めていただいたので基本的にはおまかせ。
(中略)
そして開催に至ったわけです。
というわけで正式なレポートはlivedoor Techブログにて書こうと思います!
まずはご参加いただいた皆さん、ありがとうございました!運営スタッフ、お手伝いいただいたライブドア社員の皆さんお疲れさまでした!こういった形で会社を超えてエンジニア達が切磋琢磨というか刺激しあうのってすごくいいなーと思ったのでこれからも頑張ります。
あ、ところでYAPC::Asiaというイベントも私やっておりますので皆さん是非!おそらくISUCONは今回が最初で最後ですが、今年のYAPC::Asiaではスイーツエリアという交流を目的としながらも簡単なプレゼンが出来たり、10人くらいまでならHackathon出来そうなエリアもありますんで、そこでISUCONについて語ったりISUCONconとかやったらいいんじゃないでしょうか!(てきとう)