吉祥寺プラザという映画館が2024年の1月で閉館するとのことで見届けてきた。
「もののけ姫」公開から27年。なぜ最後がこの作品かというと、映画館の成り立ちがこのようになっているから。あつい。
97年、アニメに力を入れていた当時の支配人が、東宝関係者に「吉祥寺で『もののけ姫』をかける劇場がない」と相談され、劇場名を「吉祥寺プラザ」に変更してまで「もののけ姫」を上映。
最終日も間近となった1月26日(金)、チケット販売が11:00から。全席自由席で整理券はなく、立ち見になる可能性もあるとのこと。まずはチケットを買うため10:30に劇場の様子を確認。
なんともう並んでいる。10:30時点で10人程度、販売開始時点では30人程度の行列。若い女性が8割以上で不思議だった。当時生まれてないであろう世代なので、スクリーンで見てみたいとかなのかしら。
やや早い10:55にチケット販売開始。基本的には現金のみ。もののけ姫は1300円だった。安い。
「そのままロビーでお待ちになることをオススメします」と劇場の方が案内していたので、2時間程度待つようだ。なんと…
何度みたかわからない作品だけど、こうやって映画館で見られるなんて。嬉しい。
通りすがりの人も、みんなこの写真を撮っていく。
予定があったのでチケットを買って、15:50からの回のために14:30くらいに戻ってきた。劇場はジブリに全振りしている。
「再入場は出来ませんがよいですか?」と確認され入場。放映開始の1時間半前くらいのタイミングで10番目くらいだった。
映画は友人。
20分前くらいのタイミングで列が形成され、広々した席を確保。最初の波で7割くらいが埋まった。216席あるそうなので150人くらいが一気に入った計算。
もう何度も見ているけど、やはり大きなスクリーンで音響もしっかりしているので迫力がすごい。(が、ずっとお菓子をカサカサやってる人がいて興ざめ感もややあり…)
「なんだか画質があらい?」と思ったけど、当時はきっとこのくらいだったのかな。自宅に帰ってから最近放送された地デジ版を見てみたらパキッとした絵でクッキリハッキリしていたので最近のはアップコンバートとかされているんだろうか。Blu-ray買おうかな。
ひとつの歴史が終わってさみしい気持ちはあるけれど、令和の時代に「もののけ姫」を映画館で見ることができてとても嬉しかった。よい企画をありがとうございました。